マーガリンを食べることはプラスチックを食べることと同じ
マーガリンの健康被害については、それが大きく取り上げられるようになってから久しいと思います。
お皿にバターとマーガリンを入れたところ、バターにはハエやアリが来るのに
マーガリンには何も起こらない。
バターにはカビが生えるのに、
マーガリンには何も起こらない。
という実験がとても有名です。
カビ菌さえも付着しないなんて…
食品の安全性を確かめるためにカビを生やすのはよくある手法ですよね。
私も学生のとき、面白半分でスーパーで売っているお惣菜の食べ残し(研究室の友達が買ったのに忘れていた、半分だけ食べてその後忘れていたものなど)で実験した記憶があります。
研究室の冷蔵庫って賞味期限切れの食材がたくさん出てくるんです。それを持ち主の許可をもらい友人と研究していました。
研究といっても放置するだけ。そして顕微鏡で随時観察します。
1年経ってもカビが生えないものもありました。
マーガリンは植物油に水素を添加することで人工的に作られた固形の液体です。
トランス脂肪酸を多く含むマーガリンは善玉コレステロール値を下げ、悪玉コレステロール値を上げます。
そこで動脈硬化や心臓疾患のリスクを高めてしまうのです。
アメリカでは既にマーガリン健康被害について問題視されており、特に肥満からの病気による医療費問題は国家予算を圧迫させていますね。成分表の表示義務や使用基準なども明確になっています。
日本でも成分表の表示義務など近年消費者庁に動きがあるようですが、宣伝効果が薄いというか…まだまだだなーと思うところがあります。
バターは高いですもんね。
でも香り高くて美味しい。
マーガリンは安いですし、冷蔵庫から出してそのまま塗れるところが便利。
安いものを食べ続けて医療費がかかるより、
高くても自然由来の質の良いものを食べて健康でいられる方が
よっぽど費用対効果は高いのではないでしょうか。